第7章 僕達の譫妄
「ん……あっ………ああ……」
僕の指に凌辱され、どうしようもなく乱れ続ける彼女の姿を見つめている一君の呼吸が荒くなっていくのが分かった。
「ねえ、一君……詰問しないの?」
僕が微笑みながら意地悪く聞いても、一君は未だにこの状況が飲み込めないような顔をしている。
そんな一君の態度に、僕は何故か高揚していた。
「しないなら……
僕がこの娘の口を塞いじゃうからね。」
彼女の後頭に手を回し僕の方を向かせてから
「舌、出して。」
そう囁くと、薄く開いた彼女の口から赤い舌先がそっと突き出されて来る。
「僕の言うがままだね。
本当に……可愛い。」
その舌先を口に含みちゅうちゅうと吸い上げながら、指で追い詰める事も忘れない。
最奥に達している指をそこを捏ね廻す様にして更に押し込むと、彼女の中から溢れた水分がぼたぼたと床に染みを作った。
何て淫らで醜悪なんだろう……僕は。
そんな姿を一君に見られているんだ。
ああ………堪らない。
…………物凄く興奮する。