第7章 嫌な予感は当たる可能性が高い!!?
「俺はルナの"彼氏"だよ!!!!」
男の言葉に一方通行はぴくりっと反応した
(…正夢ってやつかよ…)
「ちょっ!!? つま先踏む力が強くなってるよ!!? ねぇ!!?;」
『嘘つくんじゃないわよ!! 馬鹿"兄"!!!!』
ピタッと一方通行の動きが止まった
「…兄?」
「お兄ちゃんでーす☆」
「…」
「痛い痛いッ!! つま先が無くなっちゃうよ!!?」
『足が無くなっちゃえばいいのに』
「え!!? "足が無くなったら一生お兄ちゃんの面倒見てあげる"って!!?」
もはや全てが消えてしまえばいいと思う←
『クレープを置いて帰れです』
「酷いよルナちゃんッ!!?(泣)」
冷たい目で冷たく言い放つルナにショックを受ける兄。 一方通行は一人、少し放心状態になっていた
(…兄? この馬鹿女の兄? 血の繋がってる兄…? …俺は何を焦ってたンだ…?)
そう思い、一方通行は深いため息をついてベンチに座り込んだ
『一方通行さんどうしたんですか!!? …はっ!!? もしや俺の膝の上にウェルカムってやつですか!!? お邪魔しますっ!!!!』
「お邪魔すンじャねェよ(怒)」