第5章 とても酸っぱい、苺の果実
_ジュルルルルッ!!
「んああああああぁぁぁっっっ!!!」
唇が当てられ、一気に吸われる。
訳が分からない快感が脳を支配し、ただただ浅い絶頂だけが繰り返される。
「ああっ……あっ! うう……」
びくびくと震えるに愛しさを覚えると同時に、もっといじめたいと思ってしまう。
「あー。 のどが渇いてしまいましたなー。 少しー水を飲みに行ってきますかなー」
「え……?」
わざと棒読みのセリフ。
しかしにとっては、最悪な宣告であった。
浅い絶頂だけが繰り返され、体がムズムズしている。
「まって……」
「それでは」
一期は立ち上がり、襖を開け、部屋の外に出た。
夕方に訪問したのに、いつの間にか真夜中になっている。
一期は一度近くにある自室に戻った。
_「いちごさん! ああっ! おねがいっ、おねがいっいいいい!!」
グチャグチャグチャッ!
一期が約三十分後に戻ってきたときには、手首をしばっていたネクタイを自力でほどき、壊れるのではないかと心配になるほど自分の秘部をかきまわしていた。
布団にはありえないほどの愛液が広がっている。
先ほどまで一期が舐めとっていたため、布団が汚れなかったのだろう。
「なんでおくこないのおおおおおっっ!!!?」
長くしなやか人差し指と中指を使ってかき回しているが、欲しい絶頂は来てないようだ。
やりすぎた、と反省する反面、あのトロトロにとけきったナカに思いっきり突っ込んだらどうなるか……。
試したくなる。
「。 大丈夫ですか?」
「ほしいいのおおおおおっっぉぉ!! いじゅあるしないでええ!!!」
一期が見えていないようだ。
ただ目の前の快楽のためだけに秘部をかき回す。
最高の眼福だ。
まあ、いじめたいと言う欲求はまだまだ収まりそうもないが。