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肉食猛獣系刀剣達と、草食兎系刀剣女士

第5章 とても酸っぱい、苺の果実


「弟たちが、いつもお世話になっております」

「あ、いえ! 私も全然、お世話になりっぱなしですし……」

 一期一振。
 弟にはとっても過保護になってしまう、いいお兄さん。
 の一期に対しての認識は、そんなところだった。
 いきなり部屋にやってきて、頭を下げられるとは……。
 は両手をパタパタと振り、顔も横に振る。

「いつも『姉ができたようだ』と嬉しそうにしていますので」

「私も、しっかり者の弟がたくさんできたようで嬉しいです! 小さい子ども、大好きなんです」

 それを聴いた一期は「ほう……?」と訊きかえす。
 はいかに小さい子が好きかを語り始めた。

「癒されると言いますか……。 こう、素直に『頼りにされてるんだなー』って思えるんです」

 少しうつむき加減で話す。
 目を閉じるとまぶたに浮かぶ、短刀たちが駆け寄ってくるところ。

「私も、小さい子が好きです」

 そう言い、の元にずいっと顔を近づける。
 呼吸がかかるくらい近く、の顔がかあっと赤くなる。

「それに、私も殿に『お世話』になります」

「?」

 『お世話』の意味が分からず、は首を傾げる。
 しかし、次の瞬間に、頭が意味を理解する。

「こんなに大きくなってしまいました」

 そう言い、自分の股間をの太ももに押し当てる。
 顔を赤くするを見て、一期はにこっと笑う。

「一緒に、気持ちよくなっていただきます」

 そう言うと、をゆっくりと押し倒した。
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