第4章 改めまして、自己紹介
「初めまして。 卯月切と申します。 不束者ですがよろしくお願いします」
刀剣男士が集まっている広間にて、は深く頭を下げた。
横にいる命が「上げてよし」と言えば、は皆の反応を見るようにおずおずと辺りを見渡す。
刀剣たちは「よろしくね~」と言ったり、自己紹介を始めようとしたり……と様々な者がいるようだが、皆を歓迎しているようだ。
「……よかった」
ほっと胸をなでおろす。
その最中、に狙いを定めている者も何振りかはいた。
否、全振りに近い。
「わあ~。 よろしくお願いしますね!」
そんなことはつゆ知らず、は短刀達と仲良くしていた。