第1章 ハル。
楓「やばいやばいやばいやばい!!!!!!」
ガタガタガタッッッドンッダダダダッッ!!!!サッサと着替えを済ませ
2階の自室から1階へ降りる。そこから玄関が見える。
スラッと伸びた足。クセのある髪の毛。見慣れた顔。
彼は月島蛍。私が入学する烏野高校に通っている、1つ年上の幼なじみ。昔からずーっとお隣さん。だるそうに立っている。
楓「あっ!!蛍!!!おっはー!!!」
蛍「また寝坊?ほんと勘弁してよね。遅刻の巻き添え食らうのはごめんだからね。それに一緒に行こうっつったの楓だからね。わかってる?」
はいはーーーい!!と右手を上げながら走り回る楓。
蛍「はぁ、、。」
母「ほんっと朝から騒々しいわ、、ごめんねぇ蛍くん、待ってもらっちゃって。困るわ〜。蛍くんの落ち着き分けてもらいたいくらいだわ。」
蛍「いえ、大丈夫です」
昔からの付き合いなのに蛍は私のお母さんに敬語。
蛍らしいよね。