第2章 転校生

『遅刻しちゃうー！！』
そう言いながら私は家をとびだした。
時刻は8時9分。
家から学校までは20分かかる。
登校時間は8時30分だ。
うん。
間に合う！
タッタッタッ
私は全力疾走した。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
『はぁ はぁ はぁ
せ...せーふ...』
「真由おはよー！
また遅刻〜？」
『あっおはよういちご
今日は間に合ったもん！』
彼女は私の親友のいちご
「今日ね！
転校生がくるんだって！！
イケメンくんくるかな〜？」
『ふーんそうなんだー』
「興味ないってかんじだねー
まぁ真由には王子様がいるん
だもんねー」

そう
私はまだまっているんだ
和くんの帰りを...