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約束...

第5章 それぞれの思い


和くんが本当に帰ってきたんだ
授業中そればかりを考えていた

「…じゃあこの問題を…日向」
あれっ今名前よばれた?
まぁいっか
「日向!」
『へいっ!』
やっぱりよばれてた
「この問題の答えは?」
やばいよー
話を全くきいてなかった私は
こたえられるはずもない
まぁきいてても答えれ
ないんだけどね

だれかに教えてもらおうと思い
まわりをみわたした
相葉ちゃんは早弁中
この人もわかるはずがないけど
大ちゃんは爆睡
翔くんはノートをとってるし
となりの潤くんはいじわるそうな
顔をして教えてくれる気配はない
いちごは席遠いし…
となると…
「5<x<7だからx=6ですよ」
和くんがそっと教えてくれた
びっくりして顔を見ると
にっこり笑ってくれた
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