第4章 新しい仲間
『わ..私は遊園地がいい!』
できるだけいつもどおりに
会話に参加した
落ち込んでることを
知られたくなかった
「みなさんで夏休み
どっか行くんですか?」
和くんが尋ねた
「あっそっかー!
にのは今日転校してきた
ばっかだったね‼」
相葉ちゃんがうれしそうに
言った
「俺たち小学校のときから
ずっと一緒にいるんだよねー」
「だから仲良いんだよねっ‼
ねっ‼」
相葉ちゃんはよほどうれしい
のか1人でテンションが
上がりまくっている
こうなるとだれの手にもおえない
「なんかいいですね
うらやましいです」
和くんがなんだか悲しそうな
笑顔でそう言った
「俺はそういうの全く
ないですから」