第18章 誓いの言葉
『小春、もう、マジで、ヤバイ…』
私をひき離そうとする京治さん。
『いいの、そのまま、出して。』
『小春、』
優しく、
でも、大きな力で引き離される。
『ダメだよ。
小春を大事にするって約束した。』
『いいのに。
京治さんのものなら何でもほしい。』
『…それはどうしてもの時に、ね。
それより今日は、コレ、使ってみようよ。』
京治さんがいたずらっぽく取り出したのは
あの、”エロe恋人”の箱。
『私達の分もあったの?!』
『当たり前だろ。きっと今ごろ、
木葉さんとこも木兎さんとこも、
これ使ってイチャイチャしてるよ。』
『…これはどっちの香り?
メロン?ラベンダー?』
『これはね、香りじゃなくて…ほら。』
"北海道 イクラデザイン"
『…どーいうこと?』
『見れば、わかるよ。』
カパッ。ピッ。
箱をあけ、封をきる。
朱色に近いあざやかな色のゴム。
京治さんが器用にクルクルと
装着すると…
『へぇ!…イクラ、といわれれば…』
ゴムの表面が、丸いデコボコで
埋め尽くされている。
これで感度がどうこう、というより、
見た目のエロさの演出って感じ。
『木葉さんや木兎さんにあげたのより、
こっちのほうが、ちょっとだけ高い(笑)
大事な小春のお土産だからね。』
『これ、お土産?!』
思わず、二人で笑う。
『…さっきエリさんも言ってたけど、
京治さんって、ムッツリかと思ってたら
案外、オープンなエロなんですね。』
ニヤリと笑う京治さん。
『俺は、とてつもなくエロいよ。
…小春に対してだけ、ね。
小春をイかせることが
俺の一番の喜び。だから…おいで。』
座って脚を開いた
京治さんの股間にそそりたつ、
赤くてプチプチしたゴムをまとった男根。
そこに、招かれる。
『自分で…挿れてみて。』
向かい合う。
膝立ちして、そっと、ソレの上へ。
そして、ゆっくりと腰を動かして下ろし、
入り口にあてがう。
『濡れてる?』
ふいに、京治さんの指が私の中を掻き回す。
グズグズとした音と
指を濡らす雫を確認した京治さんは
もう一度、言った。
『小春、おいで。
俺を、くわえこんで。
…さっきのワインボトルみたいに、
おもいきり、エロく、ね。』