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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第13章 嫁ぎの紅(べに)




目の前のプレーは、
多分、1秒もかかっていない。
でも、私の目には
スローモーションのように
はっきりと見えた。


日向君は、鳥になった。
背中に、大きな翼を持った鳥。

…あの、
縁下君のガーデンパーティーの時の"鳥"は
日向君だったんだ…


それから試合が終わるまで、
私の目には、日向君しか見えなかった。

こんなに誰かを見つめたのは、初めて。

普通に暮らしてきた私の平凡な人生の中で、
プロ選手達の輝きは初めて見る眩しさで…

そんな"特別な才能"が集まる中、
日向君は、さらに光って見える。


…なんだか、遠い世界の人、だ…


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