第7章 メモリアルフォトアルバム
(エピローグ)
本日の新婦様は、
いつも写真撮影でお世話になっている
フォトスタジオのスタッフさんです。
この日のために、
スタジオのカメラマンさんと
当館の衣装部が協力して作りあげた
『メモリアルフォト』は
どれも本当にステキな作品ばかり。
また、お二人の呼び掛けで、
出席してくださるお友だちの皆さんも
高校時代の思い出の写真をそれぞれに持ちより、
壁いっぱいに飾ってくれています。
まるで、写真展のような、
タイムマシンのような。
時を越えた空間は、
一緒に過ごしてきた年月や仲間が多い、
お二人ならではのウェディングです。
そして、もう1つのこだわりは…
『俺、自分が結婚する時は
奥さんのヘアメイクを俺がやりたいって
ずっと思ってたんです。』
そう。美容師である新郎様ご自身で
新婦様のヘアメイクを担当されるのです。
お二人の出身校である
青葉城西高校の学校名にちなんで、
若葉色のカラードレスを選んだ新婦様を
新郎様が手際よく、美しく仕上げていきます。
一番信頼できる人に
すべてを委ねている安心感が
新婦様のおだやかな表情から伝わってきます。
…不思議ですね。
二人、同じ方向を向いているのに
鏡の中だと見つめ合うことができるんです。
その姿は、まるで
同じ未来にむかって想いを馳せているようで。
そんなお二人の姿も、
きっと今日の写真をまとめたアルバムの
1ページにおさめられることでしょう。
花巻貴大様、アキ様、
おめでとうございます。
どうぞ末永く、お幸せに♥