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鬼灯と白澤

第9章 とりあい


「白豚には聞いてません」

「チェッ‥」

「里奈さん今日敬語で話たので罰ゲームというかお仕置きです」

鬼灯は里奈を布団に押し倒した

「鬼灯さ‥ん」

「鬼灯‥俺だって」

白澤は里奈を抱きしめた

鬼灯も里奈を抱きしめた

里奈は二人から抱きしめられた顔が真っ赤だ

「白豚には渡しませんよ?」

「それ‥こっちのセリフ‥てか白豚って言うな」

「けっケンカしないで‥」

「で?どっちにするか決まりましたか?」

鬼灯は耳元で囁いた

「それ‥俺もさっき聞いたよ‥」

鬼灯は舌打ちするも里奈を見つめた

「まだ‥選べない」

里奈はわかってはいるがまだ選べない

「天国と地獄なら里奈ちゃんどっちが好き?楽しい?」

白澤は里奈の髪をいじりながら言った

里奈は言いづらかった

「いいよ里奈ちゃん‥正直に言って‥」

「どちらかと言うと‥地獄‥」

里奈は怖くなり目をつぶった

「里奈さん?」

「里奈ちゃん‥大丈夫だよ?わかってるから‥怒らないから‥ね?」

白澤は優しく里奈をまた抱きしめた

「白澤さん‥大丈夫ですか?」

「わかってるよ鬼灯‥だって里奈ちゃんは地獄で暮らしてるんだから‥」

「どっちか選べない‥」

里奈は泣きながら言った

二人は里奈に顔を近づけた

「無理言ってるのはわかってるよ?」

「うん‥」

「決めてもらわないと困ります」



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