第6章 白澤
里奈は白澤に会いに天国に向かった
「白澤さんいますか?」
「あれ?里奈ちゃん!?わざわざ会いにきてくれたの?」
白澤はにこにこしている
里奈は頼まれた薬を作ってもらいにきたのだ
「薬お願いしたくて‥」
白澤は里奈の口に指を置いて耳元で敬語禁止と囁いた
「あっ‥また忘れてた」
白澤は薬を作りはじめた
「里奈ちゃん鬼灯と付きあうの?」
「え?なんで?」
「だってあいつと一緒にいる時間のほうが長いでしょ?それに里奈ちゃんは地獄で暮らしてるし‥」
「‥確かにそうだけど私はどっちも大事だし同じくらい大好きなんだ‥だからまだ選べないよ」
白澤は優しく微笑んだ
里奈も手伝いながら頼まれていた薬がすべて完成した
里奈がお礼を言ってから行こうとすると白澤は里奈の腕を掴み自分の部屋に連れ込んだ
「白澤さん‥?私行かないと‥」
「嫌だ‥だっていつも里奈ちゃんいつも薬渡したらすぐ行っちゃうからつまんないし‥」
白澤は里奈を後ろから抱きしめた
「里奈ちゃん‥もう少しこのままでもいい?」
「わかりました」