第11章 勘違いです
振り向くと鬼灯が立っていた
里奈は驚き布団から落ちた
「あいかわらずドジですね」
鬼灯は里奈の涙を拭いた
「何でここに?」
「シロさんからあなたが落ち込んでいると聞いたものですから」
「そうですか‥」
鬼灯は里奈の顔を覗き込んだ
「あなた勘違いしてませんか?」
「え?」
「私は里奈さんの事嫌いになってませんよ?」
「え?」
里奈が鬼灯を見つめていると鬼灯に抱きしめられた
「確かにイラッとはしましたが里奈さんの事は大好きですよ?嫌いになったりしませんから安心して下さい」
里奈は勘違いしていた自分が恥ずかしくなり泣き出した
「泣かないで下さい」
「鬼灯さん‥私も大好きです」
鬼灯はそのまま里奈にキスをした
end