第13章 そんな君だから 【葉月渚】
放課後___________
渚「さぁ!勉強を始めよう!」
『よろしくお願いします』
渚「祐季ちゃんは何が苦手なの?」
『全部って言いたいところだけど………。あえて言うなら理科かな』
嘘です
全部の教科が苦手って言うのは本当だけど
その中でも1番苦手なのは社会
渚くんは理科が得意だから、つい理科が苦手だと言ってしまいました
渚「理科なら僕得意だよ!」
『本当?じゃあ期待しよっかな』
渚「期待しちゃって!」
嗚呼、この時間が続けばいいのに
ずっとずっと続けばいいのに
渚「それで、ここに浮力が働くでしょ………」
相変わらず、綺麗な顔してる
シャーペンを持つ手が綺麗で
少し下を向いた目
ふわふわな髪
つい見とれてしまった