第7章 水と君と俺の 【七瀬遙】
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渚「そんなことが……」
怜「そんなことがあったんですか……」
遙「なんか、悪いな。空気悪くして」
やはり、話すべきではなかったか…
渚「ハルちゃん、その祐季って子を僕に紹介してよ!」
え………?
どういうことだ……?
怜「僕にも紹介して下さい!遙先輩が惚れるぐらいです。きっと美しい人だったんですね」
遙「2人とも……」
真「ハル、そろそろ祐季の命日じゃないか?」
遙「あぁ、渚、怜、あいつの……祐季の墓参りに一緒に行ってくれるか?」
渚「うん!」
怜「勿論です」
祐季………
今度、俺の仲間を紹介するよ
生きてるお前に会わせられないのは
ちょっと悔しいけど………
俺は…………
いつまでも祐季のこと
愛してるからな………
『私も、ハルちゃんを……遙を愛してるよ』
その時、祐季の声が
どこからか聞こえた気がした