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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第40章 【トラブルドゥトラベリング】その6


「もう今頃色々怒ってると思う。いっぺんあの子の兄貴が電話かけてきたとこに侑が乱入してどシスコン兄貴とバトったし、向こうの宿泊先も一緒でさ、馬鹿双子があの子と友達が泊まってる部屋に押しかけてったから。」
「角名さんそれしれっと話す事ちゃいますってっ。」
「こらお前ら何してたんやっ。」
「せやけどアラン君、サムがままコちゃんおるって気ぃついて抜け駆けしようとするから。」
「阿呆抜かせ、抜け駆けはお前やろが。」
「なるほどお前らとうとう女子やったら何でもありになったんか、行儀悪い。」
「大耳さん、ちゃいますってっ。」
「って言うてるけど信介どない思う。」
「ギャーッ。」
「ギャーて何やギャーて。とりあえずそこの阿呆2人、修学旅行で何やらかした。ちゃんと説明せぇ。」
「あ、その前に北さんもこの子見たってください。ままコちゃん言うんです。」
「このタイミングでそれやるか、侑君。」
「小作、シーッ。」
「この子、ままコ言うんか。」
「ままコはハンネでほんまは縁下美沙ちゃん。」
「ふぅん。」
「おい信介、どないした。」
「可愛らしいな。」
「え。」


こうして稲荷崎にでくわして県内外を問わず大騒ぎを引き起こした烏野高校男子排球部の1年及び、パソコン部の縁下美沙の修学旅行は幕を閉じる。

なお、月島は宿泊先で宮兄弟襲撃時に美沙に呼びつけられた際の報酬をちゃんと受け取れた。
山口曰く美沙がよこしてきたのが思うより上等ものだったらしく、馬鹿じゃないと言いながらも大変満足そうにしていたという。


【トラブルドゥトラベリング 終わり】
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