第15章 VadroM World
町の中をきょろきょろしながら進む。
(もしここがゲーム・・・RPGとかの世界なら・・・)
琴乃は過去にやった冒険ゲームを
参考にしながらいろいろな店に入った。
何でも入るポーチ付きのベルト、
見た物、行った場所を記録してくれる地図、
旅用のマント、水に旅用の食料など、
多くの物を買った。
『最初にポーチ買って良かった!!
おかげで荷物が軽い!!
さすが夢の世界!!何でもありだ!!
ていうか、この短剣見ると
「初心の参加者だね。お金はいらない。
儲かったら来い。」
とか言われるけど大丈夫かな・・・(汗)』
そんな感動と不安感を抱いてお店を出ると
日が落ちきっていて、星がいくつか見えた。