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FloW WorlD
第36章 MeeT WorlD
入り口を抜けると
スッと冷たい空気が肌に当たった。
カウンターへと足を進めた琴乃は、
すこし頭痛がしてきた。
「おはようございます。
今日はどうされましたか?」
受付の看護婦さんが丁寧な口調で
琴乃に話しかけた。
『あの・・・』
琴乃は口をキュッと結び、
眉間にしわを寄せた。
もし、思い違いだったら・・・
もし、思い違いじゃなかったら・・・
どうしよう。
そんな二つの感情のジレンマが襲ってきた。
「??」
看護婦さんは首をかしげた。
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