第4章 episode3
「あ、すみません。急いでました」
変なタイミングで、みなさんの夕食を思い出した。
「この先なら、るーちゃんたちいるよ?」
「しってます。私、世話係として雇われた身なので」
「ふーん、世話係ねえ...」
「朝飛。悪い顔だよ」
そんなことも気に止めず、私は先を急ぐ。
お腹空かしてるんだろうなあ...
それにしても、梓夏くんも朝飛くんもこの通路知ってたのかな。
だとしたらこの先はカフェ...
まぁ、璃玖斗いるし大丈夫だよね。
このあと、夕食作りに遅れた私はみんなから散々怒られた。