第28章 特殊能力11
『七嶺颯希ちゃんへ。
しばらくぶりだね、久しぶり。
いきなりの手紙に驚いているかもしれないが、
どうか最後まで読んで欲しい。
君が両親のこと、家のことで悩んでいること。
夏希ちゃんから聞いたんだ。
蒼汰も交えてすべてを話したい。
〇〇カフェに来て欲しい。
神代龍太郎』
家族のことを知ってるのかな。
だとしたら、ちゃんと聞かなきゃいけないよね。
でも、なんでだろう。
心がモヤモヤするよ。
なんでだろう。
嫌な予感しか、しない...
「さっちゃん??」
「....え?」
「大丈夫??少し、顔色悪いけど...」