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平和な1日。
第19章 特殊能力4
アルバムを捲り、私は思い出す。
颯希との昔と思い出を。
忘れたわけでも、思い出したかったわけでもなんでもなかった。
だけど、お酒を飲んでいたら気になって。
アルバムを引っ張り出した。
「懐かしいな...」
言わなくちゃ、言わなくちゃって。
そんなんで今になった。
颯希にも璃玖斗にも言えない。
だから逃げた、2人からも真実からも。
「....ふぅ」
お酒を一口飲み、私は思い出す。
颯希とお母さんとそれからあの人達のことを。
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