第15章 新章 episode1
ピピピピッ
目覚ましの音で目を覚ます。
7時、なぜこんな早くにセットしてたんだっけ?
ボヤーっとした頭で、リビングへ向かう。
「姉ちゃんおはよー」
ご飯を食べる璃玖斗が座っていた。
食べる姿は可愛いってのに。
どうして、こうチャラチャラした男になったのかな。
「ん?なに、俺に見惚れてた?」
そこは顔になんかついてる?でしょーが!!
なんだこの男は!
「見惚れるわけないでしょうが、早く食べろ」
実はというと、璃玖斗の私に対する態度には困っている。
言葉、発言に弟らしからぬことを言う。