第12章 episode10
午後営業が終わって、椅子上げや掃除、食器洗いや食器の片付けなどを済ませ遥葵ちゃんと京ちゃんを部屋へ上げた。
瑠都さんは、隣の屋敷へ帰っているようだ。
「着替えてくるから、ここで待っててね」
ドタバタと2階へ上がる。
デートと言っても私は気合の入ったオシャレはしない。
なぜなら京ちゃんだからだ。
昔からよくデートっぽいことしてきたしね。
今さら気合の入ったオシャレなんかしなくても良い。
そういえば、遥葵ちゃんとはあまり遊んだ記憶がないなぁ。
遥葵ちゃんを誘っても、女の子との用事を優先させてたっけ。
今思えばあれも、女遊びが激しかったことを表していたのかな。
不思議だ。