第13章 見せ物の少女
小さな部屋に入れられ、
椅子に座ってじっとしていた。
その時、
コツン…
窓から音がして行ってみると。
私より年齢は上のお兄さんがいた。
?「よかった気づいてくれて。」
ユリ「貴方は、誰?」
リーフ「俺の名前はリーフだ。」
ユリ「リ…ーフ」
リーフ「此処に君がいた。」
ユリ「貴方は、人間?それとも、私と同じなの?」
リーフ「君と一緒さ。」
この時私は、
ちょっと嬉しかった。
自分と同じ仲間がいて。
リーフ「なぁ。どうして…君は見せ物屋に捕まったんだ?覚醒状態だったのに。」
ユリ「お遊びに付き合おうと思って…」
リーフ「はぁ!?俺より年下なのにそんなこと考えてたの!?」
ユリ「だって…人間嫌いだもん。」
リーフ「なに言ってんだ。俺たちも『人間』じゃねぇか。」
ユリ「普通…夜になると眼が光る人間なんている?」
リーフ「ちょっと特殊なだけさ。カラコン使う?」
ユリ「…」
リーフ「カラコンがあれば夜も紅くならないよ。」
ユリ「…」
リーフ「一緒に遊ぼうぜ。」
ユリ「!うん。行きたい…」窓から私は、飛び降りた。
リーフ「わ!」
ドスン!
リーフ「急に降りるな〜((苦笑い」
ユリ「ふふ。((笑い」
リーフ「お!笑った笑った。よかった。」