第7章 生きて…
ユリ「お姉ちゃん!?」
桜「心配しないで無事よ。」
ユリ「髪…」
桜の綺麗な私と同じ薄ピンク色の髪がショートカットになっていた。
桜「あぁ。これね。長いよりも短いほうがいいかなと思って、ローさんの刀でズバンと切って貰ったの。」
ユリ「良かった…」
桜「ユリ。今までごめんね。お姉ちゃん失格だよね。ホントに…」
ユリ「そんなことない!!」
桜「ううん。もしユリが身代わりになってくれなかったら。私は…この世にいなかったから。」
桜「だからね。私の分まで生きてほしいの。」
ユリ「それって…」
桜「私が自らは死なないわ。私の人生は貴女の人生だから…だからね。
生きて…」