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銀の風

第1章 プロローグ



あの日、ただひたすら走った

山奥の、森に囲まれた、オレの世界を、

失いたくなくて

着いた目の前に広がるのは 

――火の海――


「お前、クスカ族か?」

声を聞き、目を開ける

見えたのは、黒い髪の男の人

力強い光を宿した瞳の男の人

身寄りのなくなったオレに生きる術を

教えてくれた人


「じゃあな」

ふらりと現れて、ふらりと去って行った

あの人に

ただ、心から「ありがとう」を言いたくて

オレは森を出た





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