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うちの◯◯がお世話になってます

第1章 東峰 旭の妹(ハイキュー!!)




「えぇ!?
旭さんって俺らと同い年の妹がいたんスか!!?」


朝練終了後の烏野高校バレー部の体育館に2年の田中 龍之介の声が響いた。


「そんなに驚くことかな?」


と、どこか照れ臭そうに言う3年の東峰 旭。


「そりゃ驚きますよ!!
なぁ!ノヤっさん!」


田中の言葉に首を縦に振る同じ2年の西谷 夕。


「どっちかと言うと、旭はお姉さんがいそうなイメージだったなー俺」

「そして、顎で使われてそう」


3年の菅原 孝支と澤村 大地は自分の想像していた旭の兄弟構成を言っていた。


「旭さんの妹かぁ………。
見てみたいよな、龍!」

「だな!」

「えっ?
たぶん田中と西谷は会ったことあるんじゃないかな?
妹も烏野だし」

「「えっ!?」」


旭の言葉に驚く2人。


「旭さんの妹って烏野なんですか!?」

「俺らの学年に東峰って苗字いたっけ!?」


その時だった。


「すみませーん」


制服を着た背の低い女子高生が体育館の入り口にいた。


「東峰 旭、いますかー?」


自分の名前を呼ばれ、女子高生の方を向く旭。


「菜々子!?
どうしてここに?」


旭はそう言いながら菜々子と呼ばれた女子高生へ近づく。


「どうしてここに?
じゃないよ!!
お弁当、忘れてたよ!!
もう母さんカンカンに怒ってたんだからね!」


菜々子は旭にそう怒りながら旭の弁当らしきものを鞄から取り出した。


「あ、ごめん。
バタバタしてて、忘れてた」


旭は菜々子から弁当を受け取ろうとしたが寸前のとこで菜々子が弁当を持つ手を引っ込めた。


「ごめんじゃなくて、他に何か言うことあるでしょ」


菜々子は旭を睨んだ。


「えっと……?」


菜々子に睨まれて、少し怯みながら首を傾げる旭。


「ありがとう、でしょ!!」

「あ、そっか、ごめん。
ありがとう菜々子」


菜々子にお礼を言ってようやく弁当を受けとる旭。


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