第34章 黒尾のハナシ
ベッドから出たくない気持ちと
ココアを飲みたい気持ちが
葛藤……
してない。
『よしっ、ココアのもーっと。』
寒い日はココアに限る。
黒尾「んーっ、、……」
窓際に座って雪を眺める。
外は寒いかな?
んー。
黒尾「ちゃーん。おーはよ。」
ぎゅっ、
『あ、おはよー。』
黒尾「可愛すぎ。」
『んー』
黒尾「雪見ながらココアねぇ」
『ん。』
黒尾「かーわい~。」
『どーも。』
黒尾「なぁ、ちょっと。」
『ん。……ぁ。』
クロにココアの入った
マグカップを取り上げられる
黒尾「ちょっときて。」
『んー』
黒尾「はい、ここ座って。」
クロがベッドをポンポンしてる。
いつ見ても寝癖なその髪の毛ね。
まったく。
『なに?』
黒尾「んー、雪が降ったからヤろうとおもって。」
『なにその思いついちゃった☆みたいなの。』
黒尾「まぁまあ……」