第3章 やっぱりこれ!
『何が萌えるんですか?』
「だから、杏奈と清子さんのコスプ…うぉっ!」
声のしたほうを振り向くと、そこには黒い笑顔の杏奈と無表情の清子が立っていた。
「いや、杏奈が戻ってくるまでもっと正月と言えばこれ!って言うもんを話あってたんだよ!なあ、ノヤっさん!」
「おう!」
『へえ…正月の話をしていたなら何で私と清子さんがでてくるんです!』
「いや、だって…」
『言い訳する田中センパイは嫌いです!今年の正月は清子さんと過ごします!』
「なっ…おい杏奈」
『さあ、清子さん、こんな人達ほっといて初詣に行く準備しましょう』
「そうね。杏奈、着物は持ってきた?」
『はい!』
そう言うと杏奈は支度をしに走っていた。呆然と立ち尽くす田中と西谷に見兼ねた清子が
「安心して。ちゃんと杏奈の着物姿は写メっておくわ」
そう得意げに言った。
…この時二人は思った。清子さんには一生叶わないと。
-end-
下手すぎてごめんなさい。次は甘とか書く予定です。