第2章 想い出語り②
苦労して入学した南第一高校はさすが進学校だけあって、ほぼ毎日実施される各教科の小テストや、普段の授業にさえついていくのは本当に大変だった。
留年だけは避けようと、日々の予習や復習も全く手を抜けなかった。
おかげで入学して3ヶ月も経つ頃には、普段から机に向かう習慣が身に付いた。
そして1番変わったことと言えば、友人だ。
中学の時は、小学校からの付き合いがそのまま続いていた。
特に仲が良かったのは市井だ。
中学に入ってから少し変わってしまって、手に負えなくなったこともあった。
素直に教師の言うことを聞いていれば済むのに、子供のように反抗することを恥ずかし気もなくやっていたからだ。
でも根は友達思いの優しい奴だったから、憎めなかった。
だから時々、市井の尻拭いもした。