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恋の波紋。

第1章 想い出語り①


私が小学5年生の時に、それまで家族で住んでいたマンションから、一軒家に引っ越しをした。

母がずっと憧れていた庭付きの二階建ての家だった。

引っ越した先は、海の見晴らせる高級住宅街と言えば聞こえはいいけれど、コンビニに行くにも片道30分はかかるような田舎町だった。

4年間通っていた小学校や、友達と別れるのは悲しかった。

手紙を書くだとか、たまには一緒に遊ぼうだとか、そんな約束をしたものだが、結局手紙も来なかったし、再会など果たされることもなかった。

友達だと思っていたのは、私だけだったみたいだ。

学校の友達というのは、あくまでも学校の中でのみ有効らしかった。

私の友達としての有効期限は、引っ越した際に期限切れとなった。

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