第1章 爆裂ボーイズ
傷付けないようにと中を指で愛撫していると、トシが切なげに眉をひそめた。
「っ…もう、いい。…八雲…挿れろ」
「でも…」
「俺が欲しいんだよ」
潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
トシの腰を両手で掴みひくつく蕾に性器を当てると、ピクリと小さく体を震わせる。そのまま一気に腰を突き上げるとトシは背を反らせた。
「ぅあっ!くっ!…っ、う!」
半ばまでねじ込んだ時、トシが苦しげな声をあげた。
「大丈夫?痛い?やっぱり、もうちょっと慣らした方が…」
「はっ…あ…。いい……続け…ろ…」
やはり苦しいのか、額には汗が浮き出ている。思わず腰を引きそうになったが、強烈な締め付けがそれを妨げてくる。
それに正直、抜きたくなんかない。
締め付けられる快感と、トシの苦しそうな表情が腰にダイレクトに響く。
このまま、無茶苦茶に揺さぶってこいつの中にぶちまけたい。
そんな本能的な欲求で頭がいっぱいになる。