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君の隣 【銀魂】銀魂高校が舞台の切甘ストーリー

第3章 大切な君


銀「ウォォオオイ!何なんだあいつは!?何者なんだ!?西中出身って聞いたがあんなのいたか!?あんなに楽しそうに桜花としゃべってるしィィィイイイ!?何なのマジで!どういうつもりなの俺の桜花とォォオオ!?!?」

晋「いつからテメェの桜花になった、腐れ天パ。俺たちが小学生の時も中学生の時も、休み時間のたびに桜花に会いに行って、桜花に気がありそうな怪しい男子生徒を蹴散らしてきたのにな」

銀「桜花、俺たち以外の男子と話すの苦手だったのによォオオ…」

晋「苦手だったというか、俺たちがことごとく男子との会話を邪魔して免疫なくさせたんだろーが!」

廊下側から恨めしそうに桜花たちのいる教室を覗いていると。後ろから誰かに蹴られた。

「邪魔アル。そこどくヨロシ。」

聞き覚えのある声に銀時と晋助は振り向く。

「いってーな!その声は神楽だろ!?」

蹴られた足を押さえながら、後ろを振り向くと、中学の時と何ら変わらない、留学生神楽の姿があった。

「銀ちゃん先輩!晋くん先輩も!久しぶりアルな!」

廊下側から聞こえる賑やかな声に気付き、桜花は銀時達に駆け寄る。そんな様子を面白くなさそうに総悟は見ていた。

桜「銀ちゃん!晋くん!朝は置いてっちゃってごめんね!!」

桜花は目を瞑りながら顔の前で勢いよく手を合わせ、頭を少しだけ下げた。銀時と晋助は顔を見合わせると、いいよ、気にすんなと、二人は桜花の頭を撫でた。一部始終を見ていた総悟はムッとし、桜花達のいる廊下側の教室の出入り口にゆっくり足を運ぶ。
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