第19章 名前呼び――犬飼澄晴
そう言うと犬飼はニッと笑い、頭の後ろで手を組んだ
「………「まだ」って言った!可能性はあるってことだな!」
『………え!?いや、そう言う訳じゃ…………!』
「……………俺は諦めねぇから!覚悟しといてね!夏海!」
頭をポンッと撫でられた夏海は思わず顔を染めた
『………っ!』
「あ!顔赤くなった!かーわいっ」
『か、かわいくない!!』
バッと顔を背け、早足で歩いていく夏海のあとを犬飼は満足げについていった
それからというもの本部では夏海と犬飼が仲良く?話しているのがよく見られるようになったのだとか……