第9章 9**
いつもの会社の平凡な日々
前とは違った所もある
一つ目は
周りから、あの日の打ち上げに来てた人だけど
増田貴久の彼女。
として認識されたこと
二つ目は・・・・
小山「よ、おはよ♪」
「おはようございます♪」
そう、
同じ部署に
小山さんが配属されたことだ
小山さんは相変わらず
憧れてる
仕事はテキパキとするし
上司にもきちんと意見を言えてる
また他の部署に移動すると噂もある
この部署にはもったいない人材だもんなー
パシッ
「なんですか?」
いきなりおでこにポストイットを貼られた
へへへ。としてやったりな顔の小山さん
ポストイットには
【ぼーっとするな!残業手伝ってやんねーぞ】
ふふふ。思わず笑った
デスクが隣同士なのと
なんか毎日顔を会わせているからか、
小山さんとはかなり前より親しくなった。
「やりますよ」
小山「口動かさず手動かすー!店は沢山あるからねー」
「私、向いてないかもです。」
そう、今はデスクワークが多くなって
慣れない私はよく残業ができ残りがちだった
最近は小山さんには残業を手伝ってもらっていた。
今の取引先の会社との仕事は
グルメパンフレット、
載せるレストランを探さなくてはいけないのだ。
小山「相手の会社面倒くさいもんねー、俺も去年手こずった。毎年毎年くるからねー、注文多いしね」
ですよねー・・・・
目の前の画面と睨めっこしつつもたまに考えてしまう、貴久のこと。
最近貴久とは会っていない
毎晩する電話だけじゃ足りないよ