第13章 文化祭
当日になった。
今日はたくさん人がくるから
少し怖い。
けど…
高坂君とまわれるかもしれないから
少し、わくわくする。
今は、最終チェックをしているところです。
私は、おばけ(白い布)をかぶる。
特に疲れるわけでもないけど、
…問題なのは…
おばけの時間が結構長いのです。
だから、高坂君とまわれるか正直分からない。
「あ、遠野ちゃん~!」
咲本君と高坂君が私の教室に通りかかった。
「おー3組クオリティたけぇ!」
「…だな」
「あのさ…自由時間ってどんくらいある?」
咲本君が聞いてきた。
「あ…」