第11章 相談
すごく、真剣な目で俺を見てたことに。
だから、
俺は、
「・・・好き・・・だ」
本音を言った。
「・・・そっか」
「お前も、もしかして」
「あ、違う。そうじゃなくて」
「俺を、頼ってほしいなーって」
「え?」
「俺は高坂の友達!・・・中学んときからお前女子避けてたのにさ、遠野ちゃんが先輩に絡まれてるとき助けにいったりとか、バトミントンで嫌って言わなかったりとか。お前絶対そういうの俺に譲るだろ?お前が変わったのが俺は嬉しいんだぜ?」
「咲本・・・」
「でもお前、いつも自分で解決しようとしたりすんじゃん。だから頼れよ。俺を。俺、お前を応援するぜ」
そう思っててくれてたのか、コイツ。いつもヘラヘラしてるだけかと思ったら。
「サンキュー。でも」
でも