第11章 相談
えっと・・・。
「こ、高坂のことが・・・え?」
「好き・・・です」
・・・はああああああああああ!?
なんでアイツ!?
「と、とりあえずあそこのベンチ座ろうぜ」
俺と遠野ちゃんは近くのベンチ(人気が少ない)に座った。
「何で高坂・・・。あ、助けてもらったから!?」
「えっと・・・。それもあるけど、ずっと前から・・・たぶん」
たぶん?
「私、全然高坂君のこと知らなくて・・・。もっと、話したいけど私人見知りだから・・・」
「へ、へぇー」
ずりぃ!遠野ちゃんに好かれてるなんて!
・・・でも、アイツが一緒に祭りにいくってことは。
アイツも・・・遠野ちゃんのこと好きなのか?
でも、前聞いたとき黙ってたっけ・・・。