第17章 彼氏と彼女

そして群がっている男子ほとんどの全員が息を合わせ言った。














「「「「「「彼氏いる！！？？」」」」」



「ふぇっ！？」


「は！？」


「おっ！」


誰がどの言葉を発したのかは察してほしい。


少し固まっていたが、遠野さんがこっちを見た。


すぐ、そらしてしまった。


何か…恥ずかしかった。



「…ここで彼氏がお前ってしれば…ライバルけっこう消えるだろ！言っちゃったほうがいいって！」



咲本が小声で言っていた。


けれどお互い目立ちたいわけではないので遠野さんがどういうかは分からない。