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【櫻井翔/R18】せっくすれす。

第2章 抱けない理由




「えっと…ごしごししますね!」
「どうして敬語なの?」

「ど、ドキドキしちゃって…」

サラックスを手に俺の背中を凝視する七海。

その視線に感じてるなんて…俺ってばどんだけ七海のこと好きなんだ。

腰にタオルを巻いて、さながらテレビの撮影のよう。

こんなカップルなかなかいないんじゃないかな。


「い、いきます…‼︎」

敬語が直らない七海は緊張した面持ちで背中に手を置いた。

鏡越しに見える表情に見入ってしまう俺。



「もっと強く」



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