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Teleportatin

第9章 傷つけてごめん


俺しかいない静かな部屋に電話の着信音が鳴り響く


その着信音を聞いただけでわかる電話をかけてきた人物


携帯に表示される大好きで愛しい人の名前



《聖奈》の文字



通話ボタンを押して携帯に耳を当てると


《けん…け………んとッ》

君の少し掠れた声

何度も聞いてるその声は俺を心配させる


「聖奈?泣いてるの?」


《健人…あたし…す…き、だよ》

「え?」



俺の感情を突き動かす


君の泣き声



すきだよ



それは誰に向けられた言葉


風磨?


それとも俺?



他の誰か?




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