第2章 久しぶりのキミは

そんな彼女を黙って見てるなんてできなくて


窓から聖奈がいる窓へ飛び移る


「聖奈、泣かないで」


親指で聖奈の涙を拭う


なんで泣いてるの？


俺のせい？



「好きだよ」


と一言呟いて抱き締めた。


なぜだか無性に伝えたくなった聖奈への気持ち。




いつもこの一言でキミは笑顔になるから。




でも、今日は笑顔にならなくて。



どうして？





キミへﾃﾚﾎﾟｰﾃｰｼｮﾝ できたら どんな壁も越えられる？




ただ、キミの笑顔を取り戻したくて、、