第6章 初出勤
…え?…
ぇぇぇぇえええええ?!!?!;;
「え…嘘…そうだったの立花君…?」
立花は「ははは…」と首の後ろをかいた。
「立花こんなだからよく間違えられるんです。決して隠してたわけではないのですが…。」
少ししょんぼりしている立花に武田は申しわけなさを感じた。
「ずっと男の子だと勘違いしてたよごめんね:
嫌な思いしたよね;本当にごめんなさいっ;;」
「いえ、慣れっこですので嫌な思いなんてしてませんよっ!」
「‼︎そういえばあの2人は知ってたの?!」
あの2人はなんで教えてくれなかったんだと思い武田は立花に聞いた。
「あの2人はまだ立花が男だと思っています。
武田さん…お願いです。あの2人には黙っててもらえませんか…?」
顔つきからわかる真剣さ。
きっと私の知らない何かがあるのだろう。
武田は「わかった。絶対言わない」と約束した。
「でも知っちゃった以上、立花君とはもう呼べないから私も『蛍』って呼んでいい?」
武田は心配そうな顔をしている立花にそう言ってウインクをした。
「もちろんですっ!!ありがとうございますっ!」