第13章 4人でここから...
体に触れると、少し震えていた。
確かに、メアリーはゲルテナの作品。
ここから出れるのはごく僅か...
そんな彼女に、私は目線を合わせて微笑んだ。
貴方「大丈夫だよ。メアリーはここから出れる」
メアリー「!!
で、でもッ」
貴方「もし、ここからメアリーが出られなかったら
私もここに残る」
ギャリー「ッ!!?」
メアリー「...そんなのダメ」
貴方「ううん。メアリーを一人にできないよ」
メアリー「だって、そうしたら」
貴方「知ってる...だから、ね??
一度絵に向かって飛んで?」
頭を撫でて言うと
メアリーは、目を大きく開き、うんと大きく首をふった。