第11章 薔薇の交換
ギャリー「メアリー!」
ギャリーが名前を呼ぶ。
3人でメアリーを前に立つと「ぁ」と声を漏らした。
メアリー「これ、イヴの薔薇?」
イヴはコクリと頷き、薔薇を見つめる。
ギャリー「お願い、その薔薇をイヴに返してあげて」
メアリー「...
えぇ~。だって、これ私がもらったんだよ」
薔薇を隠すようにして言う。
貴方「お願い...」
メアリー「...ッ」
一瞬、切なそうな顔をして私を見た。
そして、すぐに笑顔に戻り
こう言った...
メアリー「じゃあ...
____お姉ちゃんの薔薇頂戴?」
ギャリー「!!?」
貴方「...私の?」