第52章 違和感
丸山の様子を見ながら
安田「でも確か・・・・
殺意はないって言ってたかな?」
安田はその時の事を
必死で思い出しながら話すと
その隣で錦戸は静かに言ったのだ
錦戸「俺さ・・・・
その時に変やって感じたんや」
その錦戸に賛同するように
安田「俺もなん!」
安田は嬉しそうに言った
そんな二人に優しい声で答えた
丸山「なるほどね・・・・」
考え込む丸山に
錦戸は真剣な顔を見て言った
錦戸「今までの行動から考えると
違和感やな・・・」
すると安田がふざけて言った
安田「雪が入れ替わってたりしてな」
その言葉に丸山と錦戸の顔色が変わる
その表情に安田は焦ったのだ
安田「ちょ、冗談やって
そんな顔をせんといてやぁ・・・」
安田は少し困った顔を見せたが
錦戸「・・・もし
ヤスの言う通りやったら?」
そう言いながら丸山を見つめた