第31章 復活
一応、三人の無事を確認した
横山は話を持ち出した
横山「さて、ここから脱出する前に
整理しとかなアカン事があるんやけどな」
そう伝えると
ソファーに静かに腰かけた
立っていた錦戸も安田も話をするために
横山の前に座った
横山「まずは犯人を特定しなアカンねん」
その言葉に三人の表情が変わった
それを横山は静かに見つめた
重い口を錦戸は開き
錦戸「犯人はゲストやで・・・」
錦戸はさっき見た冷たい目の
ゲストを思い出しながら言った
横山「おん、
でもどっちか分からんねんやろ?」
三人は驚いていた
自分たちが経験した事を
横山が見ていたのだろうかと思った
安田「横ちょ、何で知ってるん?」
安田の質問に横山は笑いながら答えた
横山「簡単やで、今回の件が全部
ゲストに繋がってる」
錦戸「やけど・・・何で?」
錦戸にも笑いながら答えた
横山「事件の起こりは
あの二人からやからな・・・
どっちかが犯人やと推測は出来るやろ?」
横山の言葉に安田も錦戸も
考え込んでしまった
すると雪が静かに言った
雪「二人のどっちらかが
私の立場に嫉妬しているみたい
横山さんなら何か分かる?」
雪の言葉に横山の瞳が動いた
横山「嫉妬?」
雪は静かに頷いた
雪「愛する人に
愛されている事に・・・」
雪の言葉で横山は納得した
横山「なるほどな・・・
おもろいなぁ」
すると安田が言った
安田「横ちょはどっちが
犯人と思とるん?」」
誰もが
横山の答えを楽しみにした