• テキストサイズ

【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第33章 Friend Date.


「英くん」
さっきの、あれ。
一一好き。誰にも渡したくない。
って。

「別に気にしなくていいから」
髪を手で撫でつけながら国見くん。
「気にする」
「何で」
「嬉しいから」
私の言葉に国見くんは黙ってしまった。

「じゃあ、俺だけのつむぎちゃんになってくれるの?」
国見くんがけんをもった口調で云う。

「それはまだ決められない」
私はズルいんだろう。
でも今の私は岩泉先輩の彼女で、何より『薔薇の花嫁』だから。
誰か一人の私ではないし、そうはなれないと思う。
/ 563ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp